殻の中は空じゃないやい

ブログ初心者で方向性は未定ですが、よかったら覗いていってください。

プリパラとバブみについて語ってみる

2回目の投稿となる今回は、プリパラというアニメと「バブみ」という表現について語っていこうと思います。アニメに疎い方にも配慮された内容になってますので、ゆっくりしていってくださいね。目新しい発見がきっとあるはずです。

 

さて、僕はアニメを見ることにハマっているのですが、実は最近プリパラというアニメに興味を持ちまして、100話近い話数を一週間で一気に見てしまうほどにどっぷり傾倒しております。意気揚々とブログを始めておきながら、今の今まで投稿をしなかった一因はこのことにあります。

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プリパラを見始めた経緯を簡単に説明しますと、今一世を風靡している(クソ)アニメ「ポプテピピック」というものがありまして、この作品にはこれでもかというほど様々な作品のパクリパロディが埋め込まれており、その元ネタをあさっている最中にプリパラに出会いました。以前から主題歌を歌っている声優アイドルユニットi☆Risには興味があり、プリパラの楽曲には親しみがあったので、この際第一話だけでも見てみようと思い視聴してみました。するとどうでしょう、小学生を対象にした女児向けアニメにも関わらず、どんどん引き込まれてやめられない止まらない、そう、言うなればプリパラ中毒に侵されてしまったのです。特に主人公らぁらのイノセントで癖になる声と言動や、決め台詞および決めポーズの「かしこまっ!」(画像参照)には心を奪われました。狂気じみたカオスな展開や少々ブラックなパロなども魅力的ですね。ライブシーンや楽曲のクオリティも高く、最近はプリパラ楽曲をひたすら再生しております。

 

また、プリパラはいわゆる筐体ゲーム(アーケードゲーム)とアニメ作品の同時展開をしています。これはメディアミックスと呼ばれ、去年旋風を巻き起こしたけものフレンズというコンテンツをはじめ近年のアニメ作品に数多くみられる手法です。また、作中で声を当てている声優が、i☆Risとして実際にアイドルとしてライブをしています。まさにアニメとリアルの融合、2.5次元というモデルが用いられており、あの紅白にも登場するほどの超人気コンテンツ「ラブライブ!」がその筆頭といえるでしょう。個人的にこのような次元をも超越して様々な楽しみ方ができる、広がりをもったコンテンツにおもしろさを感じており、今後も増えていくだろうと考えています。少し話が脱線気味でしたね。

 

さて、ここからが本題なのですが、プリパラは大きなお友達にも大人気です。いい年をしたおじさんが女児向け筐体に向かっている姿はなかなかに異様な光景ですね。「アイカツおじさん」が有名ですが、そこから派生した「プリパラおじさん」というやつです。そして極めつけなのが、主人公のらぁらを「らぁらママ」などと呼びバブみを感じる方々が数多く存在しております。言うなれば、「年端もいかないキャラを『ママ』と呼び母性を求める大きなお友達があとを絶たない」という事です。しかも、いかにも母性を感じさせるような包容力のある年上の女性に対してバブみを感じるのならまだしも、相手は10歳以上年下の幼女です。...なぜでしょうか?これを「キモイ」「理解不能」の一言で片づけずに、その理由を真剣に考えて、難解な概念である「バブみ」への理解を深めましょう(どうしてそうなった...)。今やバブみはアニメ界隈に溢れかえっている概念であるものの、その感覚がよくわからなかったのですが、プリパラに浸かっているうちに僕もこの「バブみ」をなんとなく感じることができたのです。

 

news.mynavi.jp

そもそもらぁらにバブみを感じるのは、詳細は省きますが、空から赤ちゃんが降ってきてらぁらが小学6年生ながら母親のようにそのお世話をする描写が第三期から追加されたことが要因の一つとして挙げられます。ただしこれは間違っても変態紳士たちに媚びたわけではなく、上記のリンクに記されているように、おままごと要素を導入するという崇高な狙いからのものなのでそこは誤解無きようお願いします。(リンクを参照)

 

しかしながら、このコンセプトが打ち出される以前の第一期から確かに「バブみ」はあったように思います。そうです、確かに赤ちゃんの世話をする以前からバブみはそこにあったのです。実際他の作品でバブみを感じる幼女の筆頭として挙げられているキャラにも一般的な「母性」および「母親を感じさせる要素」はほとんど見られません。これが僕を長年(といっても2年くらい)悩ませた問題の一つです。母性がないものに母性を感じるとはどういうことなのかと。

 

そのためここでは、「バブみ」を感じる要素としてはいわゆる一般的な「母性」ではなく、「オタクが母性と錯覚する何か」があると考えていきます。そして結論から言うとそれは「一切の建前や理由なき、真に無償の愛や優しさを持つこと」にあるのだと考えます。大きなお友達の多くはストレス過多の社会の荒波に呑まれ精神を酷く磨耗し癒しを求めていることは言うまでもありません。実際、未だ社会に出ていない僕ですら、社会に適合的な価値観と資質を十分に持ち合わせておらず、世間の煩雑な人間関係や「かくあるべし」という責任の論理と画一化圧力に日々身をやつしたりもしています。そんな人たちに、世間の「大人な」論理を持ち出されても辛い現実に引き戻されるばかりです。そのため、打算や義務感といったものも一切感じさせない、ありのままに、ただ純真無垢に行動する年端もいかない子供の言動に格別に心動かされるのだと思います。プリパラのらぁらは「みぃんな友達!みぃんなアイドル!」という行動原理を基に、誰でも分け隔てなく純粋な気持ちで接し、導いていくキャラクターです。他のキャラクターがいくら「大人の事情」を主張してもその信念を曲げず心赴くままに行動します。けものフレンズが大ヒットした要因の一つも、キャラクター達に人間臭さを感じさせない「優しい世界」を体現したことにあると考えており、これは現代人にとって最も「どストライク」に心に効くものなのでしょう。

 

とはいえ、これだけではなぜ母性と錯覚するのかという説明にはならないので、そこらへんをもう少し考えてみましょう。要するにオトナの社会で生きる疲れから、幼児の言動を理想と考え自身も幼少の頃に帰りたい、幼児および胎児に退行したいという欲求に駆り立てられるのです。自身が幼児および胎児になったら、必要とするのは「ママ」です。そしてこの「ママ」とは、やはり無償の愛を注いでくれる存在、そうです、「ママ」として最もオタクの理想を体現している存在こそ当の幼女なのです。

 

 

ということで、長々と語ってしまいましたがいかがでしたでしょうか。このブログをきっかけに皆さんも未知の世界に触れつつ、なにか新しい発見を一つでも見つけることができたのなら幸いです。

 

参考リンク

年端もいかないキャラを『ママ』と呼び母性を求める闇・・・ : アニはつ -アニメ発信場-

「バブみを感じてオギャる」の次は「これは俺を妊娠している」 オタクの幼児退行が天元突破してネット騒然 | キャリコネニュース | Page 2

 

 

 

 

 

 

Hello world!!

こんばんは。

 

この度ブログを新規投稿していきます。名古屋の某大学で学生をしています。未熟ながら思い思いに書いていきますので、よろしければお付き合いください。

 

さて、僕がブログを書こうと思い立ったのは、驚くべきことに大学の授業でブログを毎週投稿するという課題が出まして、今まで全く興味関心を抱かなかったブログを、非常に簡単ではありますが実際に書くという経験をしたことがきっかけです。このブログはブログリストに集約されて学部の生徒の間だけでチェックしあう小規模なものだったので、僕自身お試し気分で投稿を重ねていったのですが、やがて授業自体も終わりそのブログの更新を停止してしまいました。しかしそこで、自分の内面をそれなりの長さの文章に起こし公開するというブログ投稿の喜びを知りまして、こうして気持ち新たにリニューアルオープンしたという次第です。

 

とはいえブログを始める際に、ブログタイトルを決めなくてはなりません。これは皆さん共感してくれるものだとは思うのですが、なかなか決められないんですよね。以前授業で使っていたブログタイトルは、授業名を僕の思ういかにもブログタイトルっぽい高踏な感じにもじったものを使用していました。ですが、気持ち新たに始めたいと思い、色々考えを巡らしていると、ふと、攻殻機動隊(ghost in the shell)が頭をよぎりました。攻殻機動隊は僕が何回も繰り返し視聴している作品で、今もまさに何周目かはわかりませんが見返している最中だったのです。攻殻機動隊の世界では人間の身体を部分的に、あるいは全身を機械化できる技術が普及しており、それでも人間の心(ghost)がその機械(shell)の中に宿るのかといった点が主題となっています。そのタイトル及び世界観から着想を得て、「殻の中は空」などという実にくだらないダジャレを思いつきました。あとは、作品としての方向性を反映しつつ、「自分の内面をちゃんとここで表現するぞ!」という思いを込めて、「殻の中は空じゃないやい」というタイトルが完成しました。

 

で、初回投稿のこのタイトル"Hello world!!"は、プログラミングを勉強した経験がある方ならご存知かと思うのですが、新しいプログラミング言語を学ぶ際にたいていこの文字列を表示するというところから始まるんです。ただこれ、別に"Hello world"という文字列である必然性がないのに、なぜ"Hello world"なのか気になって調べたところ、

という記事を発見しました。この出来事が記憶に新しかったため、「ブログの世界にこんにちは」ということで、この記事タイトルです。

 

というわけでこんな感じで今後も無理なく投稿していきますので、どうぞよろしくお願いします。